２５点
「君の膵臓が食べたい」の作者ということと、結構売れているらしいということで読んでみた本。残念ながら、私にはおもしろくなかった。
それぞれの人物がぼんやりと書かれていることはこの作品の雰囲気なのでそれでいい。しかし、ヒロインの考え方や話し方は、大人が、子供の格好で小学校にいるみたいで、薄気味悪い。
しかもその薄気味悪さが、薄気味悪いものとして書かれているわけではなくて、美しいものとして書かれている感じがあり、さらによくない。
生き生きとした人物がいない分、「君の膵臓が食べたい」よりもずっとよくないと思った。
感想の感想
「物語を通して幸せを考える、答えは出ないけど、ほんわかとした文脈が好きだ。」
→まさに好みということになるのだろう。私は若干、女性的な文章が苦手なところがあるようなので、そのせいもあるかもしれない。
「ネタバレ」
→ネタバレサイトを見て、自分が誤解していたことに気付いた・・・実はそういう内容だったのかと。それを知った後でも、大きく作品の印象が変わるわけではない。が、ちょっと素敵な物語だと思った。
