仕事をするようになって、ビジネス本を読むことが増えた。
仕事術の本、やる気になる本、勉強法の本、キャリアプランの本、いろいろある。
それらの中で、おすすめを10冊選んでみた。
まず挙げたいのがこれ。
とにかく文句なくおもしろい。
ストーリーが大きく二つに分かれていて、一つは会社の再建、もう一つは家庭の修復。
その二つが関係しているのが
「ザ・ゴール」=「目的は何か」
どっちのストーリーも本当に感動的で、読んでいて、揺さぶられる。
全世界でベストセラーになった本なので、絶対おすすめである。
啓発本では有名な茂木さんの本である。
茂木さんの本は、はずれが少ないと思う。どの本も、読んだあとにやる気になるし、少しだけものの見方が変わる気がするからだ。
その茂木さんの多くの本の中で、この本が一押しである。
内容にすごいことが書いてあるというのではないと思う。
それよりも、
「やってみよう!」
「挑戦してみよう」
と思う気持ちにさせてくれることがすごいのである。
しかも、私は何度読んでもその気持ちを味わう。
だから、ふとした折にも手に取ってみたくなるのだ。
③ ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
この本は、世界でアインシュタインと同じくらい有名な物理学者ファインマンの自伝。
一言でいうと、
「自分で工夫する」
ということがいかにおもしろくてすばらしいか、ということを教えてくれるところだ。
何でもやってみて、挑戦してみて、そして素晴らしい成果を上げる、それがファインマンだ。
しかも、
「俺にはできない」
なんて、読んでも思わない。
「決まりきった日常がつまらない」
なんて思っているときに読むと、急に何でもできるような気がしてくるから不思議である。
(こうやって書いていると、私は心にはたらきかける本が好きなようだが・・・いや、みんなそうかな)
啓発本を読もうとすると、必ず出くわす一冊。
内容は、世界の超一流(バイオリニストやゴルファーなど)の練習内容を記載したもの。
いわく
〇〇は一日10時間の練習を10年間続けた
✕✕は、いつも机で疲れて眠ってしまっていた
・・・等。
読んでいると、同じ内容が人を変えて続くのでちょっと退屈なところはある。
でも、すごい人がそうやって技術を磨いたんだと知ると、
自分も頑張ろう
と思ったり、
そんなにやっていない自分がうまくいかないのも当然かな
と自分を慰めたりできる。
そうやって、また、歩き出す、
そんなことができるので、たまに読みたくなる本だ。
⑤ 究極の鍛錬
次に選ぶのは、割と最近の本だが、これを選ぶ。
この本は、どうやれば卓越した技術・能力を発揮できるのか、ということを教えてくれる本だ。
その過程は、決しておもしろいものではない。
むしろ、つまらないからこそ、究極、ともいえる。
しかし、とにもかくにも方法を知ることができるのがよい。
何か、上達・進歩のヒントをつかむことができると思う。
今までに何十回読んだかわからない本。
それぐらい、何度読んでも新しく思うことがある。
内容は、どういう努力をすればよいのかということ。
努力といっても、やり方にもいろいろあるし、ときには、やっているつもりだけの努力もある。
また、努力といっても、その努力をする前提の精神の問題もある。
そんな、努力にまつわるいろいろな問題に対して、
正しい見方を教えてくれる、そんな気がする。
正しい見方なんて、人それぞれだろうとは、思うが、それでも、この本の記載こそが真に正しいと思わされる。
漢文調なのがちょっと読みにくいところだが、なれれば、その格調の高さにほれ込むのではないだろうか。