主人公が家の中で日記を見つけ、読んでいくうちに家族の秘密を探っていく本。
ミステリーのようでもあり、怪奇ものという感じもある。
私はおもしろくなかった。
ストーリーは単に日記を読んでいくだけで話が進んでいくため、単調に感じられた。
また、感動する点もなかった。
残酷な描写があったが、それも、魅力が増すということにはならなかった。
ただ、吉高由里子が主演となると、映画は魅力があるかもしれない。
吉高由里子には似合いそうなヒロインだと思うので。
感想の感想
「結末は爽やかな感じに終わるんですが、何人もの殺人を犯して罪に問われなくても良いのかなと思いました。」
→殺人という罪に向き合う小説ではなくて、殺人をした人の生き方を書いているので、やむを得ないのでしょうね。ただ、私も罪に問われない内容を含んでいる小説には、抵抗を感じる方です。
「圧倒的な読ませる力の強さ。これに脱帽」
→私は不賛成。読ませる力を感じなかった。もっとも、途中でやめようとまでは思わなかったので、そういう力はあると思う。
読ませる力という点では、湊かなえ等をイメージする。
「自分の現状を改めて見つめ考えることが出来ました。」
→わかる気がする。私の心には響かなかったけれど、この本から影響を受ける人もきっといるだろうと思う。
「深い理由や原因もなく、上滑りなサスペンスと感じた。」
→私はこういう感想に賛同。