58点
当然のようにタイトルに引かれた。それに「マーケティング」にも。
前半あたりは本当に引き込まれた。
「これはすごい、ヒットかもしれん!」
そう思って読み進めた。
ところが、マーケティングの話が出てこない・・・小説としては結構、いやかなりおもしろいけど・・・
そう思って読み進むうちに人物関係が複雑になってきて、話が大きくなってきて・・・あれよあれよという間に終わってしまった。
ちょっとしたどんでん返しを含め、どんどん話がひっくり返るから、それもあってもうわけがわからない。
しかも、なんといってもマーケティングの話が出てこない・・・
この作家には、次回作は、単なる小説として期待したい。
感想の感想(amazonから引用)
「確かにこの本はマーケティングの手法だけを目的で買うと、怒りを覚えるかもしれません。その公式や法則を知りたい人は、バリバリのビジネス書みたいな本をセレクトするべきかと思います。
・・・ただ儲かれば良いとか、注目されれば良いというのではなく、世の中に有益でポジティブな影響をもたらすためのヒントが少なからずこの物語からいただけました。」
→おっしゃるとおり、すこしだけ怒りを覚えましたよ(笑)。
ヒントを得られたというのはすばらしいですね。小説としてもおもしろさはわかるのですが・・・
「随所に伏線が張り巡らされているので、ちょっとでも読み飛ばそうものなら「あれ?これって何のことだっけ?」と
前後関係がわからなくなります。 最終的に伏線は綺麗に回収されるのでそこまでを楽しみに読み進めてほしいと思います。
最後、泣けます。」
→この方によると、極上のミステリーということです。多少読み飛ばしたのか、かなりわけがわからなくなりました。ちょっと皮肉な見方ですが、首相が悪く書かれているのは、現代を反映しているのでしょうか?」
「話題の天狼院の店長が書いた本です。」
→全然知らなかった。書店員か・・・それで思い出したけれど、本屋さん大賞というのは本当にすごい。一度目は「永遠の0 (講談社文庫)」で驚き、この間は、「蜜蜂と遠雷」で驚いた。どちらも桁違いにおもしろい。