頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
69点
表題がかなり刺激的なので、読んでみた。
本の前半は、表題通り。あほと戦っても仕方ない、時間の無駄だから、やめよう、という話。
その後、そんなむだなことをせずに、自分がしたいことをやろう、という流れになり、著者の経験を踏まえてのアドバイスがなされる。
そのアドバイスはよくある言葉も多いのだが、それでも陳腐に聞こえないのは
①本人の言葉で語っていること
②経験を踏まえて述べていること
が理由ではないかと思う。
ただ、著名な政治家等を挙げてほめているところは、あまり説得力はなかったと思う。
感想の感想(amazonから引用)
「明らかにサクラとしか考えられない評価が多い。田村氏のフェイスブックを見れば分かるが、「日本を良くしたい」と口では言うが、日々欠かさず日本の悪口をひたすら書き綴るだけで何も生産的な議論を展開していない。」
→このコメントが正しいのか、そうではないのか、よくわからない。ただ私は、この本には、読者に訴える力があると思う。
「日本の常識を否定し、実利を追求するため「悪徳の書」と呼ばれるかもしれませんが、自分が権力を握るには「最高の書」です。」
→いくら何でもそんなことはないと思うが・・・ほめすぎと思う。
「自分も会社でアホに巻き込まれヒドイ目にあったので、タイトルと最初の方の「アホに巻き込まれてもろくなことはないし、そんなことに労力をさくな」という個所に同感と思い購入しました。でも、タイトルからくる期待した内容の話と冒頭の話は、最初の1/4くらいしかない。」
→実は私もそう。(そのとき私は、その「アホ」は最後まで相手にしなかった。)
おっしゃるとおり、そのタイトル通りの内容は少しではある。でも、最初から最後までタイトルの内容を書かれるよりはいいと思う。