本の感想の感想

読書の後の備忘録

2017-11-03から1日間の記事一覧

「雪の鉄樹」の感想・書評

雪の鉄樹 (光文社文庫) 78点 なぜか、人の家に入り込んで謝ったり、手伝ったり、やけに卑屈な男性。いったいなぜなのか・・・過去には何があったのか・・・ こういう内容。 すばらしい。 なぜすばらしいのか、結局人の心を、暖かい心を描いているからだと…

「木洩れ日に泳ぐ魚」の感想・書評

木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫) 36点 二人の男女が最初から出てくる。二人は別の、ある一人の死について話している。徐々に核心に近づいていく。 こういう内容。 構成はおもしろいと思うが、内容尾は今一つ。 まず、事件としての魅力、謎としても魅力がない…

「終電の神様」の感想・書評

終電の神様 (実業之日本社文庫) 35点 電車が止まるというアクシデント、それがいろいろな人にいろいろな影響を与える。各人各様の影響を。これが内容。 電車が止まるということを切り口に、色々な人の人生を切り取って見せるという発想はいいなと思う。た…

「ナラタージュ」の感想・書評

ナラタージュ (角川文庫) 23点 有村架純の表紙が目に留まって読んだのだが・・・悲しすぎる・・・全くおもしろくない。 登場人物に魅力を感じない。特に葉山先生は、どこが魅力があるのかさっぱりわからない。 ストーリーも全くおもしろくない。謎もほとん…