本の感想の感想

読書の後の備忘録

「勝てる脳、負ける脳 一流アスリートの脳内で起きていること」の感想・書評

勝てる脳、負ける脳 一流アスリートの脳内で起きていること (集英社新書)

 38点

錦織圭ナダルフェデラーら超一流テニス選手を中心にして、肉体と脳がどのように連動しているのかを調べた本。

それほど強い印象はなかった。そうだったのか、と思うところがあまりなく、「まあそうだろうな」と思うところが多かったためだ。

一つ、とても印象に残ったのはフェデラー対ジェコビッチの試合の話。

フェデラーがマッチポイント(次のポイントをとれば勝利するポイントのこと)を握っていたところ、ジェコビッチが賭けに出たようなショットでリターンエースを決めた。そのポイント以降、フェデラーがほとんどなすすべなく負けてしまった。

試合後にフェデラーは、「あんな作戦はありえない・・・」と茫然自失の態だったという。フェデラーであってもメンタルによってそこまでプレーが変わってしまう、ということが印象的であった。

感想の感想

「個人的に1番面白かったのは、努力を上達につなげるためにはどうしたらよいかというところでした。毎日絶え間なく取り組むのが努力でしょ、という人。ではなぜほぼ毎日自転車に乗っているひとたちが自転車に乗る技術が上達しないのはなぜでしょうか。
話は違えど、聞き流すだけの英語学習では全く上達しないと感じてきた根拠がここにはありました。」

→私はあまり印象に残ったところではなかったが、確かに気になる個所ではある。