23点
表紙につられ、映画化するのであればと思って読んでみた本。
本当に不思議なのだが、読み終わっても結論が出ていないように思える・・・謎が謎のままで残ったような・・・
だいたい、よっぽど説明できないような状況に陥った小説でも、最後は「快楽殺人者でした」というような理由をつけて、すべてに説明を加える。ところがこの本はそれがない。読者に解釈をゆだねた?
それに加え、本のストーリーも全くワクワクしない。先を読みたいという気持ちがあまり生まれてこない。
残念ながら、私には魅力あるミステリーではなかった。
感想の感想
「一気読みしました でも、どうなの?が残ってすっきりしませんw」
→すっきりしないというミステリーは・・・どうなんだろうか
「きっちり筋道の通った結論を求める人には、本書はおすすめできない。・・・
消化不良による胃もたれではなく、心に深い重みを残されたのは、久しぶりだ。」
→なるほど、結論は出ないし、内容はごちゃごちゃしていて一つもはっきりしたものがないが、それを肯定的に受け取ることができるのか・・・たしかに、安っぽいミステリーやお定まりのどんでん返しを期待するような読み方をしていたかもしれない・・・反省した。