すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (光文社新書)
55点
あっという間に読める。
言いたいことはほぼ一つだと思う、
「とらわれずにやりたいことをやれ」
ということ。
他の本と共通することが多く、特に教育に関して焦点を当てているというわけではない。こういう本を何度読んでも、翌日になったら、習慣の中に戻って現状を破ろうとは思わなくなっているのかもしれない。
それでも、読んだ後は何とかやりたいことをやろう、仕事で遊び倒して生きたい、好きなことにハマりたいと思うのだ。そう思わせるところには、価値があると思う。
感想の感想
「もう少し凡才たちの気持ちに寄り添った上でものを語ると、もっと価値と有用性の本になったのでは」
→確かに。このような生き方はホリエモンのような人でなければできないのではないか、そう思うところはある。でも、そうではないと信じたい気もするのだが・・・
「日本の学校教育と正面から向き合った画期的良本!」
→この意見にはそれほど賛成できない。学校教育に向き合っているというよりは、広くこれからの生き方を書いていて、学校教育についてはその中で適度に触れていると思った。
「「ホリエモンだからそういうことができる」と思っているあなたへ」
→この方は、一人で会社を作り、一人の会社で他社から受注しているそうです。そういう方がどれぐらいいるのかわかりませんが、この方は、こういう生き方は決して特別じゃない、と話しています。そういう話を聞くと、この本に説得力が増す気がしました。