70点
著名なカレーのシェフ10人が、カレーの調理に関して重要と考えることを十分に話してくれている本。
はっきり言って、その奥義を教えてもらっても、私にはちっともわからない。生かす場も、今のところない。しかし、読んでいるだけでほれぼれする。カレーについてこれだけ考えて、これだけ工夫しているということに。
小麦粉の話、スパイスの話、玉ねぎの話、等々、それぞれのこだわりがおもしろい。
しかも、カレーというのがいいのだと思う。カレーの香りは食欲をそそる。分厚い肉の塊、ジャガイモ、ニンジン、コクのあるスープ、美しい黒い色のスープ、こういうものを連想して、自然と、食べたくなるのだ。
感想の感想
「「美味しいカレー」を作るために、プロ達がどれだけ苦心し、情熱を注いでいるのかが分かる一冊です。」
→その通り。こういうことを知ると、あこがれる。
「ここに掲載されているお店に早速2件行ってみましたが、どこも特徴が違うものの美味しかったですね〜。」
→ほとんどが東京にある店なんですが、うらやましい。ぜひ私も行ってみたい。
「カレーという料理はそれほど謎に満ちている、とある」
→なぜ、カレーと聞くだけで、話を聞いてみたくなるのだろうか、これも謎だ。