本の感想の感想

読書の後の備忘録

「努力論」の感想・書評

「努力論」

 

95点以上

 

今までに何十回読んだかわからない・・・読むたびに、それもほんの数ページ読むだけで、背筋が伸び、感動に震える。

 

印象に残っていることを少し挙げてみると、

 

・学問をする際に、正(正しいこと)大(大きく考えること)精(精緻であること)深(ふかくあること)を心がけるべきこと

 ・気を紛らわせるのは、そういう習慣がついているからであること

 ・努力は、しようと思ってするのはまだまだであり、息をするように(ことさらに意識しないで)するのが本来の努力のあるべき姿であること

 等々。

 

普通においてある啓発本を10冊集めてもかなわないほどの説得力がある。

  

残念なのは、漢文調であるため少し読みにくいこと。

訳文もあると思うが、漢文調であるからこその格調もある。

この原文を読むことを心からおすすめしたい。