天才を考察する―「生まれか育ちか」論の嘘と本当
70点以上
一言でいえば、天才というのは作られるものである、ということを書いている。
幼少期からその分野に親しみ、人よりも多くの練習を行い、その結果その分野で活躍する。その活躍する姿を見て、「天才」と人がつける。
もちろん別の説もありうると思うが、とりあえず、「天才」の作られ方についての一つの説を知れたというのがよかった。
それともう一つ、天才を作るにしても、その「人よりも多くの練習」の中身が大切であるらしい。
どうも、つまらなくて、繰り返しできて、フィードバックを受けられる練習でなければならないらしい。
そこで、私も試してみることにした。
私は将棋が趣味なので、毎日問題を解いてみることにした。
まず問題を考えて、答えを予想する。
次のページをめくる。
答えを見る。
また次の問題を解く。
この繰り返し。
多くの時間はかけられないので、毎日少しずつだったが、成果は出た。
ここ数ヶ月、いや数年間、到達したことのない段位まで上がった。
すごいな、と思った。
(同時に、「今まで何やってたんだ、俺は?」と自己嫌悪にもなった)
ここまで読んでいただいて、
「何を当たり前のことを」と思われるかもしれない(私も読者ならそう思うかもしれない)。
でも私は、一読の価値があると思う。