本の感想の感想

読書の後の備忘録

「天才の証明」の感想・書評

天才の証明 22点 オリエンタルラジオの中田敦彦の書いた本。 「天才の証明」という題だが、要するに、人はそれぞれの才能というものがあるから、それを生かそうという内容。 題名の迫力につられて読んだが、あまり感銘を受けることはなかった。 お笑いの世…

「白い久遠」の感想・書評

白い久遠 58点 とある質屋の話。質屋には、いろいろな物が流れてくる。その流れてきた物に絡んで、色々な物語がある。それらを丁寧で、品のある文章でつづっていく。 そういう内容。 まず美しいなあと思ったのは、質屋に流れてくる物それ自体。骨董や、人…

「わたしを離さないで」の感想・書評

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 52点(?) ノーベル賞を受賞したカズオ・イシグロの作品を読んでみようと思い、手に取った。 とある施設の少年たちの話。その様子を見ていくうちに、残酷な事実が浮かび上がっていく。 そういう内容。 話の最初の方…

「AX アックス」の感想・書評

AX アックス 50点 とある殺し屋が、家庭のことや、仕事(殺し)のことを考えながら日々を、日々を生きていく話。 ある程度引き込まれて読んだので、つまらないというわけではない。 ただ、それほど心に迫る話でもないように思う。 殺し屋の葛藤にしても、…

「雪の鉄樹」の感想・書評

雪の鉄樹 (光文社文庫) 78点 なぜか、人の家に入り込んで謝ったり、手伝ったり、やけに卑屈な男性。いったいなぜなのか・・・過去には何があったのか・・・ こういう内容。 すばらしい。 なぜすばらしいのか、結局人の心を、暖かい心を描いているからだと…

「木洩れ日に泳ぐ魚」の感想・書評

木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫) 36点 二人の男女が最初から出てくる。二人は別の、ある一人の死について話している。徐々に核心に近づいていく。 こういう内容。 構成はおもしろいと思うが、内容尾は今一つ。 まず、事件としての魅力、謎としても魅力がない…

「終電の神様」の感想・書評

終電の神様 (実業之日本社文庫) 35点 電車が止まるというアクシデント、それがいろいろな人にいろいろな影響を与える。各人各様の影響を。これが内容。 電車が止まるということを切り口に、色々な人の人生を切り取って見せるという発想はいいなと思う。た…

「ナラタージュ」の感想・書評

ナラタージュ (角川文庫) 23点 有村架純の表紙が目に留まって読んだのだが・・・悲しすぎる・・・全くおもしろくない。 登場人物に魅力を感じない。特に葉山先生は、どこが魅力があるのかさっぱりわからない。 ストーリーも全くおもしろくない。謎もほとん…

「三度目の殺人」の感想・書評

三度目の殺人【映画ノベライズ】 (宝島社文庫) 23点 表紙につられ、映画化するのであればと思って読んでみた本。 本当に不思議なのだが、読み終わっても結論が出ていないように思える・・・謎が謎のままで残ったような・・・ だいたい、よっぽど説明できな…

「韓国人の皆さん「強制連行された」で本当にいいの?」の感想・書評

韓国人の皆さん「強制連行された」で本当にいいの? 33点 私は、 櫻井氏のことはかなり嫌いだ。プライムニュースで出るたびに、根拠のない話や、自分の考えを述べるだけの姿を見ているからだ。 それでも著作を読んでみなければ、と思って読んでみた。(この…

「深煎りの魔女とカフェ・アルトの客人たち ロンドンに薫る珈琲の秘密」の感想・書評

深煎りの魔女とカフェ・アルトの客人たち ロンドンに薫る珈琲の秘密 (宝島社文庫) 73点 書店でふと目に留まって読んでみた本。 読んでいる途中も、読んだ後も、強く感じたのは、あたたかさ。 暖かいカフェラテがこの本でよく出てくる飲み物、このカフェの…

「すべての教育は「洗脳」である  21世紀の脱・学校論」の感想・書評

すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (光文社新書) 55点 あっという間に読める。 言いたいことはほぼ一つだと思う、 「とらわれずにやりたいことをやれ」 ということ。 他の本と共通することが多く、特に教育に関して焦点を当てているという…

「水野仁輔 カレーの奥義 プロ10人があかすテクニック」の感想・書評

水野仁輔 カレーの奥義 プロ10人があかすテクニック 70点 著名なカレーのシェフ10人が、カレーの調理に関して重要と考えることを十分に話してくれている本。 はっきり言って、その奥義を教えてもらっても、私にはちっともわからない。生かす場も、今のと…

「砂漠」(伊坂 幸太郎 )の感想・書評

砂漠 (新潮文庫) 20点 書店で並んでいるのを見て、思い出した。 読んだ時のことは、今も忘れない。 私はこの本を読んだ後、あまりにも内容がないと感じ、心に砂漠を感じるほどのむなしさを覚えたのである。これが「砂漠」という題名の由来なのか?と思った…

「君たちはどう生きるか」の感想・書評

君たちはどう生きるか 55点 昔の名著ということと、本の題名に目がとまった。なんとなく読む前から内容が分かるような気はしていたが、それでも読んでみた。 まず、読み始めていると、あまりいいとは思えなかった。たしかにいいことを書いているとは思うし…

「ミレニアル起業家の 新モノづくり論」の感想・書評

ミレニアル起業家の 新モノづくり論 (光文社新書) 70点 実はそれほど期待してはいなかったのだが、表紙になんとなくインパクトがあって、読んでみた。すると、予想を裏切っておもしろかった。 内容は、今の社会の話から、アメリカの起業の話、そしてこれか…

「陸王」の感想・書評

陸王 75点 この作者の本は、色々出ていることを知っていたのだが、著作を読んだのは初めてだ。 かなりのボリュームだったが、一気に読んだ。 大変良かった。 印象に残ったことは二つ。 一つ目は、「仕事をしたいな」と思ったこと。 人は、自分がやりたいと…

「また、同じ夢を見ていた」の感想・書評

また、同じ夢を見ていた 25点 「君の膵臓が食べたい」の作者ということと、結構売れているらしいということで読んでみた本。残念ながら、私にはおもしろくなかった。 それぞれの人物がぼんやりと書かれていることはこの作品の雰囲気なのでそれでいい。しか…

「僕はロボットごしの君に恋をする」の感想・書評

僕はロボットごしの君に恋をする 83点 この本の作者は「山田悠介」。 山田悠介といえば、「リアル鬼ごっこ」というつまらない小説を書いた人だ。(ひどい表現になって恐縮だが、この「リアル鬼ごっこ」というのは、腐った童話のような、本当につまらない小…

「神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識」の感想・書評

神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識- 「悪魔とのおしゃべり」 があまりおもしろくなかったので、半信半疑で読んでみた本。 予想外に、印象に残るようないいことが多く書かれていた。 ・あなたの望みは、現在すでにすべてかなっている ・な…

「闇に香る嘘」の感想・書評

闇に香る嘘 80点 ミステリーでもあり、サスペンスでもあり、家族ドラマでもある。 第一の印章は、とにかく暖かい小説であること。 家族や、兄弟、母と子、これらに対する作者の書き方が暖かい。決して幸せばかりではないけれど、そういう中にあって少しず…

「ユリゴコロ」の感想・書評

ユリゴコロ (双葉文庫) 主人公が家の中で日記を見つけ、読んでいくうちに家族の秘密を探っていく本。 ミステリーのようでもあり、怪奇ものという感じもある。 私はおもしろくなかった。 ストーリーは単に日記を読んでいくだけで話が進んでいくため、単調に感…

「心が折れる職場 (日経プレミアシリーズ)」の感想・書評

心が折れる職場 (日経プレミアシリーズ) 60点 それほど期待していたわけではなかったが、実は意外に興味深い本だった。 どのような職場でどのように上司に言われると、心が折れて、うつ病になったりするのかということを書いた本。 この本によると、個人的…

「ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み」の感想・書評

ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み 35点 題名に引きつけられたが、内容はそれほどとは思えなかった。 確かに、社員を大事にしているし、離職率も低いのだろう。しかし、そういう仕組みを作るための方法として書かれていること…

「悪魔とのおしゃべり」の感想・書評

悪魔とのおしゃべり 48点 この本は ・常識にとらわれないようにしよう、 ・正しさという価値観にとらわれないようにしよう ・思考は現実化する というようなメッセージが書かれていたと思います。 啓発の本を何冊も読んだことがあるせいか、それほど新しい…

「地域でいちばんピカピカなホテル」の感想・書評

地域でいちばんピカピカなホテル 55点 川六というホテルの話。 経営が悪化した後、経営方針を変え、掃除や声かけなどを改善してホテルを復活させたという実話。 当たり前のことをきちんとやって、業績を回復させたというところがちょっと目を引く。 私が印…

「努力論」の感想・書評

「努力論」 95点以上 今までに何十回読んだかわからない・・・読むたびに、それもほんの数ページ読むだけで、背筋が伸び、感動に震える。 印象に残っていることを少し挙げてみると、 ・学問をする際に、正(正しいこと)大(大きく考えること)精(精緻で…

「イチロー・インタビュー―Attack the Pinnacle!」の感想・書評

イチロー・インタビュー―Attack the Pinnacle! 80点以上 以前にイチローへの興味が高まった時に、イチローの本を手当たり次第に買って読んだことがある。 買えば買うほど、もっともっと読みたくなった。 それらの本の中で、別格におもしろかったのが、この…

「天才を考察する―「生まれか育ちか」論の嘘と本当」の感想・書評

天才を考察する―「生まれか育ちか」論の嘘と本当 70点以上 一言でいえば、天才というのは作られるものである、ということを書いている。 タイガーウッズ然り、イチロー然り、モーツァルトである。 幼少期からその分野に親しみ、人よりも多くの練習を行い、…

「君の膵臓をたべたい」(文庫)の感想・書評

「君の膵臓をたべたい」 45点以上 この本では、号泣ということはなかった。 ただ、思わず涙が出そうになったシーンが一つだけあった。 母親から日記を渡されるところだ。 どうして涙が出そうになったのか自分でよくわからない。 その日記を渡すべく持って…